■ご住所:東京都練馬区
■築年数:34年
■住宅仕様:木造2階建て
■目的:バリアフリーリフォーム
娘さんが家を出られてご夫婦お2人の暮らしになられたM様。
将来を考えたバリアフリーリフォームがご希望でした。リフォームをさせて頂く事に決まったのは、あの東日本を襲った大地震以前の事でした。
その当時今ほど耐震工事を気にされるお客様はおらず、M様のリフォーム内容のご要望に耐震は入っていませんでした・・・
目に見える劣化はお客様にも分かります。
しかし、長年住み慣れたお家も内部の事や構造はわかりません。
そこでプロの立場から耐震のアドバイスをさせていただいたのが
エコハウスのリフォームプロデューサーでした。
M様邸は柱を飛ばすような間取り変更があったので、耐震診断をし、シュミレーションを重ねながらプランを作成させていただきました。
リフォームプロデューサー
板橋店店長 関野
エコハウスでは、『HOUSE DOC』という耐震計算ソフトを使って、無料で耐震診断を行っております。
HOUSE-DOCは、木造建築物の耐震診断を行うソフトウェアです。「木造住宅の耐震診断と補強方法」(2004年7月(財)日本建築防災協会発行)に基づいた計算を行います。所在地・地盤・建物の形状など、必要とされる強さを計算するためのデータと、基礎の仕様と健全度・壁の仕様と配置・床の仕様と範囲など、建物の持っている強さを計算するためのデータで耐震性を評価します。
監修:国土交通省住宅局建築指導課
「木造住宅の耐震診断と補強方法」準拠
(財)日本建築防災協会評価取得 木造住宅耐震診断プログラム
| 階 | 方向 | 必要耐力 | 保有耐力 | 評点 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2F | X | 13.18 | 17.67 | 1.34 | 倒壊する可能性が低い |
| Y | 13.18 | 12.68 | 0.96 | 倒壊する可能性がある | |
| 1F | X | 40.90 | 28.60 | 0.69 | 倒壊する可能性が高い |
| Y | 40.90 | 31.85 | 0.77 | 倒壊する可能性がある |
この診断は1.0を基準としてX方向(横方向)とY方向(縦方向)それぞれの揺れに対しどれ位の耐力があるかを診断します。
この診断で、M様邸は1階がXY方向の揺れに弱いことがわかりました。
そこで・・・。

筋交いを沢山入れたり、金物などを沢山つかえば建物の強度は増すような気がしますが・・・
むやみにたくさんの補強を行っても建物の強度は上がりません!
バランスを考えた上で、耐力壁などの補強を配置しなければならないのです。

M様邸の場合、重心と剛心がずれているのが現状でした。
重心の周りのグリーンの部分に剛心が入っているとバランスが取れていると言えます。
ご要望と耐震とのバランスを考えながら、リフォームプロデューサーがプランを練ります。

●重心(建物の重さの中心
■剛心(建物の強さの中心)
の部分に構造耐力上主要な部分に用いる目的で作られた「構造用合板」を打ちつけています。これが耐力壁となって、建物の強度を上げるのです。
水色のラインには鉄骨の梁を入れています。 鉄骨梁にする事で、お部屋の真ん中に大きな梁型が出る事なく広々とした空間を実現しているのです。
M様は広々としたLDKがご希望でした。
部屋の真ん中に柱が来る事などがないように梁補強をする事で、広い空間も強度を損なう事なく実現しました。
リフォームプロデューサー
板橋店店長 関野
施工中:赤い部分に耐震壁を設置しました。
施工中:青い部分が鉄骨の梁です。
今回はM様邸の耐震の工事をご紹介しました。 今でこそ、お家の安全性を考えるお客様が増えましたが、家の強度は見た目では分からないものです。 耐震工事を行う事で、住み慣れた家に長く住んで頂けるのがうれしいです。今後ともM様ご夫婦が快適に過ごされる事を願っております。
鉄骨の梁なら、このようにクロスを貼ったあとでも圧迫感が出ません。
