20代後半~30代のはじめて住宅を購入する層のなかで、今、人気の「中古リノベ」
その中でこのところ増えているのが『郊外の戸建リノベ』だ。
築浅~築30年の中古戸建を買って自分好みにリノベーションするスタイル。
今、もっとも熱い東武東上線、埼京線、武蔵野線沿線を中心とした『郊外の戸建てリノベ』の現場を取材した。
都内の賃貸マンションに住んでいるときは便利さしかアタマになかったけど、子どもが生まれていざ、住宅を購入しようとすると、やっぱり緑とか自然って大事だなぁと。
かつては憧れだった都会生活も長年体験してみるとコンクリートジャングルから逃れたい、子育てをする環境ではないなぁと思う方が多いのです。
10分か20分、少しだけ通勤時間をのばせば、自然と緑が多いところで生活できる。
戸建て購入を機に、趣味のアウトドアー、キャンプやホームBBQを楽しむ生活を実現する
ファミリーが増えてきています。
家は家族の人生のベースとなるところ。
特に子どもたちにとっては、幼少期の体験、家族の場が後々の人格形成、人生に大きな影響を与えます。
そんな一度しかない家族の時間を大切にしたい。
子どもが個室にこもるよりも、リビングで勉強や宿題ができるようにしたり、
親子の関係もひと昔まえに比べて距離が近く、友だちのような関係に近づいてきています。
LDKを中心に、家族のつながりを大切に、子どもが自由に走り回れる家。
郊外の戸建てリノベなら、そんな家族の暮らしのベースをしっかり確保することができます。
住宅購入時に気になるのが幼稚園、保育園の問題。
平成28年度の待機児童数は東京都8,466人に対し、埼玉県1,026人。
都内では心配な待機児童問題もかなり軽減されます。
川口、戸田など、待機児童数が上昇傾向の自治体も一部にはありますが、
対策も進んできており、女性の社会参加がしやすいのも、郊外の戸建てリノベの人気を後押ししています。
ここ数年、相互乗り入れにより各段に便利になったアクセス。
毎朝の通勤、乗り換え回数が一回減るだけでも随分と時間と労力が削減できますよね。
人気の東武東上線は、副都心線との相互乗り入れで新宿、渋谷、横浜まで一本。
大宮、浦和からも湘南新宿ラインで新宿、渋谷、横浜まで一本となりました。
埼玉高速鉄道も南北線乗り入れで都心のオフィス街までぐんと近くなりました。
郊外の戸建てでも、ドアツードアで1時間前後で都心のオフィス街へ。
便利さと住空間の心地よさを両立させる時代になってきました。
東京都23区内に一戸建ての注文住宅を購入するとなると、今でも1億円近くかかるのが実情。
埼玉の戸建て中古リノベなら、3000万~4000万くらいが最も多い予算帯。
初めての持ち家を考える20代後半~30代の方には無理なく実現可能な価格帯です。
都心だと価格的にマンションしか選択肢がなくなりがちですが、郊外なら戸建てを選ぶことが容易に。
現在の家賃と同じか少し安いくらいで戸建ての中古リノベを選択する方が増えています。
戸建ての中古リノベを考えている人が一度は行かれるのが住宅展示場や建売物件の内覧。
しかし、画一的な間取りとデザインに、がっかりする方が中古リノベを選択されます。
中古リノベなら、家族の個性やライフスタイル、自分たちの価値観をダイレクトに住宅に表現できます。
注文住宅といってもほとんどパッケージの組み合わせの時代。
自由な間取りとデザインが実現できる中古リノベで理想のライフスタイルを叶えるのがトレンドとなってきています。
優れたリノベーション技術、耐震技術により、中古リノベでも新築並み、新築以上の性能が実現可能。
同じグレードなら、新築に比べて1000万円近くのコストメリットがある中古リノベ。
住宅ローンの枠をめいっぱい使うのではなく、住んだ後の生活の余裕を確保しながらオシャレな暮らしを実現。
戸建てのリノベーションは耐震補強で築年数に関わらず200~400万円の住宅ローン減税の恩恵が受けられます。
また、マンションに比べて管理費や修繕積立金が無いので、生涯の住居費は低く抑えることができます。
20代後半~30代前半のなるべく早期に住宅ローンを組み、生涯住居費を抑えながらオシャレな暮らしを実現する。
『郊外の戸建てリノベ』は空前の超低金利、ライフスタイル重視のトレンドが生み出した新しいスタイルといえるでしょう。